繰り返し処理（for文、while文）
プログラムでは、同じ処理を繰り返し行うことがよくあります。Pythonでは、for文とwhile文を用いて繰り返し処理を実現します。この章では、Pythonでのfor文とwhile文の使い方について説明します。
for文
for文は、シーケンス（リストや文字列など）の要素を順番に取り出して、繰り返し処理を行います。for文の基本構文は以下のようになります。
for 変数 in シーケンス:
処理例:
names = ["Alice", "Bob", "Charlie"]
for name in names:
print(name)このコードは、namesリストの各要素（名前）を順番に取り出し、それぞれを表示します。
range()関数とfor文
繰り返し回数が決まっている場合、range()関数を使ってfor文を記述することができます。range()関数は、指定された範囲の整数を生成するために使用されます。
例:
for i in range(5):
print(i)このコードは、0から4までの整数を順番に表示します。
while文
while文は、指定された条件が満たされている間、繰り返し処理を行います。while文の基本構文は以下のようになります。
while 条件式:
処理例:
count = 0
while count < 5:
print(count)
count += 1このコードは、countが5未満の間、countを表示し、countに1を加算する処理を繰り返します。
繰り返し処理を使いこなすことで、プログラムの効率を向上させることができます。また、コードの簡潔さや可読性も向上します。for文とwhile文は、プログラミングの基本概念であり、どのようなプロジェクトでも頻繁に使用される重要な要素です。これらの構文を理解し、適切に使用することで、効果的なプログラムを作成することができます。